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学生向け情報


大学院教育

神経細胞生物学での大学院生に対する教育方針をまとめると次の4つになります。
1. 自分の頭で考える研究者になる

特に博士課程の学生の研究テーマについては、本人がテーマ自体に対して明確な考えを持つように指導しています。入学直後にこれまでの文献の検討や教員との意見交換を行い、本人が最も興味を持ち、かつ本研究室で実現可能なテーマを設定します。修士課程の学生の場合には、期間が短いためにテーマ設定を教員の側で行う場合もありますが、出来る限り本人の自主性を尊重します。
2. 自分で手を動かす研究者になる

いくら良いアイディアがあっても、それを実現させるための気力と体力がなければ研究者としての実体が伴いません。頭が良い人が研究者として必ずしも成功しないのは、何かを試みる前に考え過ぎてしまい、その実験の困難さにやる気をなくしてしまう場合が多いからだと思います。一旦テーマを決定したら、明確なゴールに向かって進んでいく気力と体力を持つことが重要ですので、なるべく多くの時間を研究室で過ごし、多くの実験をし、かつ多くの失敗をすることから学ぶ姿勢を身に付けてもらいます。
3. 表現力のある研究者になる

自分が良い実験結果を得た時には、それを正確かつ効果的に他人に伝える必要があります。また自分の実験がうまく行かない時にも実験条件や実験データを他人にわかりやすく説明して、助言を得る必要があります。従って、研究者にとって物事を表現する能力は非常に重要です。研究室内でのディスカッションや学会での発表、さらに論文作成などの様々な局面で、日本語・英語を問わず的確な表現をする能力を身に付けるように指導します。他人の話や発表を正しく理解する能力も重要ですが、学生を見ていると「表現力」と「理解力」はほぼ並行して進歩していくようです。
4. 積極的な研究者になる

上記の三つの項目が全て「××になる」と書かれているように、良い研究者になるための基本は自主性・積極性です。自分自身が「こうあろう」、あるいは物事が「こうあるべき」、と自発的に考えること、そしてそれを直ちに実行することが研究者として成長するためには最も重要だと思います。研究者が研究室という単位を作って、グループで仕事をする理由は、お互いに良い影響を与えまた助け合って、一人では成し遂げられないことを達成するためです。研究室に参加される学生さんは、最初は経験や知識が不足していることもあって消極的・受動的になりがちですが、早い時期から積極的に研究室全体の仕事に興味を持ち、セミナーなどでもどんどん発言をしてもらえればと思います。


神経細胞生物学では博士および修士課程の大学院生を募集しています
神経科学、細胞生物学、イメージングサイエンスに興味のある方であれば、これまでのバックグランドに関わらず歓迎します。ラボ見学も随時おこなっています。
また、大学院についてのご質問などがあれば sanpei@m.u-tokyo.ac.jpあるいはynagashima@m.u-tokyo.ac.jp(教授秘書)までメールでご連絡をお願いします。(@は半角に直してお送り下さい。)

学部教育

MD研究者育成プログラムについて

基礎医学研究者を志す学生さんのために、平成20年「MD研究者育成プログラム」が設置されました。初代プログラム室長は本分野岡部教授でした。(現在の室長は尾藤晴彦教授です。)
詳しくは [MD研究者育成プログラムホームページ] をご覧ください。
基礎医学研究についてわからないことやご質問があればどうぞお気軽にお尋ねください。
 

担当する講義・実習